格安SIMはじめまして

格安SIMや格安スマホについて書いていきます。

MNPで電話番号はそのまま使える

格安SIMに乗り換えた場合に、今現在契約している回線で使っている電話番号を持ち越すには電話番号の転出手続きが必要になります。これをMNP(携帯番号ポータビリティ)といいます。契約中の各キャリアで手続きをすれば予約番号を手に入れることができて、格安SIM乗り換え時に予約番号を提示すれば現在使っている電話番号を格安SIMでも使うことができます。

MNPの予約番号の入手方法はインターネット、電話、店頭受付の3種類です。電話や店頭での受付の場合、相手に教えてもらえながらMNPの手続きを行えるというメリットはありますが、各キャリア共通で利用者が他のMVNOに移転することを防ぐためにかなりしつこく引き留められます。このやり取りが非常に面倒なので、お勧めするのはインターネットでの手続きです。

ただし、パソコンやスマホのインターネット経由でMNPの手続きができるのはドコモだけです。auソフトバンクではこの方法は用意されていません。あと気を付けたいのがインターネットの手続きは24時間ではないということです。基本的には即日発送ですが、時間帯によっては翌日扱いになるので注意が必要です。

更にドコモの場合、インターネットでMNPの手続きをする場合の注意点としては、MNPの手続きをする画面に行くまでに表示される「転出引止め」がかなり煩わしいです。手続き自体は特に難しくはないのですが、ワザと操作を間違えやすくしてあるなど転出をさせない様な使用になっています。インターネットで手続きを行う時は焦らずにしっかりと記述を読んで作業を進めていくのが大切です。

MNPの予約手続きが済んでも安心してはいけません。MNPの予約番号の有効期限は15日間です。その間に格安SIMでの手続きを終わらせないと予約番号が失効してしまい、従来の契約が引き継がれることになります。MVNOによっては予約番号の発行に時間がかかったり、「有効期限まで12日間あること」などといった厳しい条件を付けているMVNOもあります。この為、MNP予約番号の有効期限は15日間といっても意外と余裕がありません。

最後になりますが、格安SIMに乗り換えてから他のMVNOMNPの転出届を出す場合、厳しい条件を付けるMVNOもあり、一度契約した場合に非常に転出届を出しにくいというケースもありますので、格安SIM乗り換え前にMVNOMNP転出条件も確認しておくことをお勧めします。